アトランティスの亡霊 アトランティス 亡霊 宇宙艦隊 ナノマシン 人工電子結界 陸戦型戦闘機 先進型機動甲冑 小説 SF 学園 軍事 鬼 悪魔 ミリタリー イラスト 美少女 萌
読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アトランティスの亡霊

Ghost of Atlantis

【1-2-3】不良娘の悪だくみ

不良娘の悪だくみ

【1-2-3】
    翌日の授業
    【東郷】
        「さて、本日もナノテクノロジーの基礎について勉強しましょう。」
        「本日はサークル型シールドについてです。」
        「このクラスでは、サークル型を扱う代表が生徒会委員長の有賀さんですね。」
        「このタイプは呪符型と比較してもっとも多いでしょう。」

        「さて、このサークル型シールドの特徴なんですが、どなたか説明できますか?」

   
    【アグスティナ】
        「はぃ、私が説明します」

    【東郷】
        「ではお願いします。」

    【アグスティナ】
        「はぃ」
        「サークル型シールドは先日の授業でも説明ありましたが、基本的な原理は宇宙艦の人工電子結界とおなじものです。」
        「しかし、プログラミングされた人工電子結界と私たち個人がもつプライベートシールドとの違いは、個人によりシールド周波数が異なる点で、なおかつ、自分たちの意思によって シールド周波数を調整できる点にあります」

    【東郷】
        「はいありがとう。」

    【アグスティナ】
        「まだ説明はすべて終わっていませんが」

    【東郷】
        「全部言っちゃうと、私の仕事がなくなるから♪」

    【東郷】
        「で、アグスティナさんもサークル型でしたよね? 小さめのをここで出せますか?」

    【アグスティナ】
        「今ですか?」

    【東郷】
        「ええ」
        「見せれる程度でいいから、小さくだよ。」
        「フツーに展開すると横や前の席の人にあたって危ないから」

    【アグスティナ】
        「わかりました」

    左手を控えめに小さく前に出して少しだけ意識を集中させる。
    数秒後にはサークルが形成され輝きだす。

    【東郷】
        「ありがとう、しばらくそのままおねがいね。」

    【東郷】
        「さて、そのシールドで説明しましょう。」
        「シールドの形成は、アグスティナさんの体内にあるナノマシンをナノインジェクターと呼ぶ器官から体外へ放出されることで実現します。」
        「効果の時間は個人差があり、体内にあるナノマシンの総量によって変化します。」
        「なので、人によってはかなり長時間シールドを展開できたりします。」
        「そして、アグスティナさんの説明にあったシールド周波数は、たしかに人によって異なります。」
        「シールドの表面をグルグルと回転スクロールしている呪文のような文字がシールド周波数を決定します。」
        「複雑な模様であればあるほど複雑な周波数を作り出し、広範囲のエネルギー兵器に対応できるようになります。」
        「初等部の子たちが初めてシールドを展開すると、たいていは模様も何も入っていないのっぺらなものができます」
        「そこから先輩たちと一緒に訓練をすることで徐々に自分だけのシールドが作り出せるようになってきます。」

    【東郷】
        「アグスティナさん、ありがとう、解除していいですよ」
        「あとで保健室に言って、必ず使った分のナノマシンを補充してください。」
        「保健の先生には私のほうから連絡しておきます」

    【アグスティナ】
        「わかりました」

    瞬時にサークルが縮小されて消えていく。

    【東郷】
        「みんなは、プライベートシールドには、大きく分けて2つ存在することを知ってるかな?」

    【ブリジット】
        「サークル型シールドと、ナノコーティングです」

    【東郷】
        「そのとおり、その違いは?」

    【ブリジット】
        「サークル型シールドは、最大の防御力を得るためにキャリアはサークル型の特性を必要としますがナノコーティングは自身にまとわりつかせるタイプの軽いシールドで、ナノキャリアであれば呪符型シールドの特質をもつ人でも展開が可能です。」

    【東郷】
        「よろしい。」

    【東郷】
        「ナノコーティングというは・・・ぁ、今日も加藤君は熟睡中ですか・・・。」
        「その加藤君が寝ながら展開しているシールドのことね」
    教室に笑いが起こる。

    【東郷】
        「加藤君は呪符型シールドなのですが、ナノコーティングであれば展開できるんです。」
        「サークル型シールドと、ナノコーティングは、ナノマシンの消費量が大きく異なります。」
        「サークル型シールドのナノマシン消費量は個人によって異なりますが、莫大な量を消費し、失った分を回復させるには外部からの補給が必要となります。」
        「しかしナノコーティングはあくまで自分の身体的に弱い部分を保護することが目的なので、ナノマシンの消費量はものすごく少ないのです。」
        「なので、ナノコーティングを展開しても、ナノマシンの自己増殖機能が消費速度に勝るので自然回復できるわけです。」

    終業のチャイムが鳴った

    【東郷】
        「次回は呪符型の説明に入ります」
        「では今日はこれまで」


    【東郷】
        「ぁ、このすぐ近くで暴力事件があったらしくて、おとなりの都難学園の生徒6名が何者かにボコボコされたそうですよ」
        「治安がすこし悪いようなので気をつけて帰ってくださいね」


    ナノリンクネットワークで
    【サッチ】【サダッチ】【まっちゃん】【ノブちゃん】
        ああ、それはきっと私たちのことね・・・。
        ぅん、絶対にそうだ。


    重工学部 地下部室

    【東郷】
        「福田くん、どうしたんだい?」

    ハンガー(※1)で整備中の陸戦を前に前に悩んでいるようだった
                (※1) 機体整備を行う施設
    【フクちゃん】
        「ぁ、先生」
        「疾風なんですが、本人の要望で火力を強化したんですが、機動力を維持すると、火器システムにまでパワーが行き届かないんですよ。」
        「現状として火器システムの駆動クロックを落としてはいるのですが、自慢の火力をフルに発揮できなくて」

    【東郷】
        「鬼84式 四式陸戦型戦闘鬼 疾風 かぁ。」
        「ん?5機も試作したのか?」

    【フクちゃん】
        「はい、加藤さんたち5人グループの専用機です」

    【東郷】
        「内部バッテリーの出力は上げられないのか?」

    【フクちゃん】
        「それだと稼働時間の限界は早くなっちゃいます。」

    【東郷】
        「コンフォーマルバッテリーはどうだ?」

    【フクちゃん】
        「なんですか?それ?」

    【東郷】
        「機体の装甲部材の表面にさらに、機体の形状にあわせた成形バッテリーを装着させたらどうだろう?」
        「電力不足をそこから補う。」
        「要は消費したら投機して軽量化する使い捨てタイプの電池だな」
        「再充電の必要を考慮しなくてらいいから出力と持ち時間だけに特化した素材を採用すればいいよ」

    【フクちゃん】
        「いいですね。」
        「なんとかなるかもしれません。」
        「部員に作らせてみます。」


    生徒会室

    【サッチ】
        「先生が授業の終わりに言っていたあの人たち・・・」

    【サダッチ】
        「間違いなく私たちのことね」

    【ノブちゃん】
        「なんだか私たちが悪者っぽくなってない?」

    【まっちゃん】
        「ど・・・どうしましょう、バレたら怒られるかな?」

    【ノブちゃん】
        「退学になったりしてね」

    【まっちゃん】
        「ぇえっ!! そんなぁ。」
    涙目になる。

    【サダッチ】
        「大丈夫だって」

    【サッチ】
        「そうよ、いざと言うときは、消せばいいのよ。」

    【まっちゃん】
        「ぇえっ!!」

    【サダッチ】
        「サッチ! 上品に言っても、言ってることは怖いわよっ!!」

    指摘を受け、今度は満面の笑顔つくり、、
    【サッチ】
        「そうよ、いざと言うときは、彼らは最初からこの世にいなかったことにすればいいのよ」

    【サダッチ】
        「どこの組織やねんっ!!」
        「笑顔でも、言ってることは余計に怖くなってるよ!」

    【ノブちゃん】
        「ぁ、先生に予算配分の承認もらってるよ。」

    【サダッチ】
        「ありがとう」
        「では、今からオンラインで各クラブの口座に振り込んでいきましょうか。」
        「今ならまだ本日中の振り込みに間に合いそうね」

    【まっちゃん】
        「私も部活にもどります」
        「飛燕のロールアウトが近いから制御コードのチェックに忙しいのよ」

    【サッチ】
        「飛燕って?」

    【まっちゃん】
        「鬼61式 三式陸戦型高速戦闘鬼」
        「私が初めて一人で設計した機体なんですよ。」
        「機体だけでなく、ソースコードも必要最小限のサイズに切り詰めて処理速度を引き上げてみたの。」
        「いろいろと万が一のために備えたロジックが多数あってそれが処理速度の低下につながる原因となっているので、それらの機能をガッツリ削ったらどこまで速くなるのだろう?・・・というコンセプトで建造した機体なの。」

    興味をもったのか、後ろからまっちゃんの肩を抱くようにして
    【サダッチ】
        「今度私たちにも見せてくれよぉ♪」

    【まっちゃん】
        「ぇ、ええ、・・・ロールアウトに招待しますわ。」

    【サダッチ】
        「楽しみにしてるよ」

    【まっちゃん】
        「では失礼します」
    生徒会室を後にして 重工学部 地下部室 へ急いだ、。

RSS Feed Widget