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アトランティスの亡霊

Ghost of Atlantis

【1-11-1】マゼラン派遣隊

マゼラン派遣隊

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原作イラスト提供 笹倉先生【きゅーぶ先生】
 

【1-11-1】

4人はリニア新幹線に乗り込むと、追ってきた3人も同じ車両に乗り込んできた。
このリニア新幹線はもう既に営業運転を開始してもよいくらいだったが、対馬戦争の影響で新幹線が狙い撃ちされた教訓から地下トンネルの耐爆性能を強化する追加工事が行われており開業が遅れていた。


【セパハサーラール 大佐】
 「話が違わないか ?」

 

【トミちゃん】
 「そ、そうですね・・・。」
 「どういうことなんでしよう。」

 

【パリーヤー 中佐】
 「一体どういうことですか ?」
 「話が見えないのですが・・・。」

 

【おみくじ】
 「いや、このリニア新幹線の試乗チケットは、誰でも買える訳ではないのですよ。」

 

【パリーヤー 中佐】
 「そうなのですか ?」

 

【トミちゃん】
 「そうなの。」
 「対馬戦争ではライフラインである東海道新幹線だけでなく、開通間近だったリニア新幹線もが破壊活動のターゲットとなり統一朝鮮の潜入工作員によって徹底的に破壊されたのよ。」
 「その経緯があって、警備が厳重で特にリニア新幹線については、一般の方でも試乗は制限されているわ。」

 

【おみくじ】
 「それが、ヤツらも苦もなく搭乗してくるなんて・・・。」

 

【セパハサーラール 大佐】
 「鉄道運行会社に手引する者がいるとか ?」

 

【トミちゃん】
 「可能性はなくはないけれど、考えづらいわ。」

 

【おみくじ】
 「そうだな。」
 「で、あれば我々と同じ搭乗制限を免除される権限を持っているとか・・・。」

 

【パリーヤー 中佐】
 「たとえば ?」

 

【トミちゃん】
 「そうですね。」
 「政府関係者とか私達のようなアトランティス艦隊関係者」
 「それか、あるいは・・・。」

 

【パリーヤー 中佐】
 「あるいは ?」

 

【セパハサーラール 大佐】
 「友好国の外交官はどうだ ?」

 

【おみくじ】
 「そのとおり、外交官ですね。」
 「しかし軍事的に同盟を結んでいる国であれば敵対国のエージェントではなく、味方の国である筈のエージェントですか・・・。」

 

【セパハサーラール 大佐】
 「つまり、アメリカとかイギリスあたりか ?」

 

【おみくじ】
 「さすがです。」
 「おそらくアメリカでしょう。」

 

【パリーヤー 中佐】
 「あ、アメリカ!?」

 

【トミちゃん】
 「しっ!!」

  「声が大きいですっ」

 

【パリーヤー 中佐】
 「ご、ごめん・・・。」

 

【おみくじ】
 「間違いなくアメリカのエージェントでしょう。」
 「そして、ヤツらは大佐の正体を知って追跡を開始したのでしょう。」

 

【トミちゃん】
 「やはりいったん大阪へ向かうので正解ですね。」

 

【おみくじ】
 「そうだな。」
 「大阪で振り切るとしよう。」
 「ナノリンクで学校には連絡しておいて。」

 

【トミちゃん】
 「わかったわ。」

 

 

その同じリニアの列車にはアメリカが差し向けたエージェントも同乗した。


福音派実行部隊 A】
 「もっと離れた席を確保できなかったのか ?」

 

福音派実行部隊 C】
 「すいません、フル編成車両とは言え、試験運転扱いの列車ですから、乗車可能な車両が制限されており、どうしても席の位置も近くなってしまいます。」

 

福音派実行部隊 A】
 「まぁいい、感づかれないよう気をつけろ。」

 

福音派実行部隊 B】【福音派実行部隊 C】
 「了解!」

 

福音派実行部隊 A】
 「それから大阪都知事にメールで連絡だ。」

 

福音派実行部隊 C】
 「なんて?」

 

福音派実行部隊 A】
 「テロ容疑者を追っているので協力を要請すると・・・な。」

 

福音派実行部隊 C】
 「協力してくれるでしょうか ?」
 「日本の知事には警察権を行使する権限は与えられておりませんからね・・・。」
 「大使館から日本政府を経由して協力を要請したほうが宜しいのでは ?」

 

福音派実行部隊 A】
 「そんな悠長なことやってると逃げられてしまう。」

 「そこでだ」
 「この画像と共にメールすればいい。 今、そっちの端末へ転送した。」

 

福音派実行部隊 C】
 「受信しました。」

 

福音派実行部隊 B】
 「コイツが大阪都知事ですか ?」

 

福音派実行部隊 C】
 「・・・のようですね。」

 

福音派実行部隊 B】
 「となりの男は ?」

 

福音派実行部隊 A】
 「なぁに、知事のちょっとした悪いオトモダチってヤツさ。」
 「その画像と一緒に協力を要請すれば知事は否応なく協力をせざるを得なくなるさ。」

 

福音派実行部隊 A】
 「この都知事は大阪の都構想に反対していた党に所属していたんだが、対馬戦争の影響で首都を東京都から遷都する際、大阪への誘致を有利にすすめるために、頑なに否定していた大阪都へと変更した張本人が、この都知事だ。」
 「昔の都構想は無駄な二重行政を廃してスリムになる事を目指したが、この都知事は遷都に必要な莫大な金を狙って権力の一極集中のために都構想を再構築したってワケさ。」

 

福音派実行部隊 C】
 「なるほどね。」
 「このオトモダチというのはそれ絡みと言うことですか・・・。」
 「了解しました。 この画像を使わせて頂きます。」

 

 

 


大阪でんでんシティ

 

【キム・ミヨン】
 「ねぇターニャちゃん。」

 

【ターニャ】
 「ん?」

 

【キム・ミヨン】
 「訓練に参加しなくていいの ?」

 

【ターニャ】
 「いいの、どうせ退屈だから。」

 

【キム・ミヨン】
 「そう・・・。」

 

【キム・ミヨン】
 「ところで、今日は何を ?」

 

【ターニャ】
 「パーツを買いに来た。」

 

【キム・ミヨン】
 「パーツって ?」

 

【ターニャ】
 「「まじかる機動天女」を修復するパーツ。」

 

【キム・ミヨン】
 「でも、あのフィギュアには電子部品は使われていないよ。」

 

【ターニャ】
 「今回の修復には必要になる。」
 「いいからあの子の修理は私に任せて。」

 

【キム・ミヨン】
 「うん・・・。」

 

 

その二人を追う人影が居た。
もちろんターニャはその正体には気づいていたが、ミヨンと彼らの関係性をおよそ把握していたので無用なトラブルを避けるために気が付かないフリをした。


【キム・チョンア】
 「ミヨンのやつ、こんなところでアイツと一体何を?」

 

キム・ヨンギュン】
 「彼女はたしか、ターニャ・・・とか言ってたな。」

 

【キム・チョンア】
 「たしか、あの3人姉妹の中でも一番協調性のない末っ子のほうでしたっけ ?」
 「その子がどうしてミヨンと一緒に ?」

 

キム・ヨンギュン】
 「理由はしらん。」
 「だが、ターニャは調査によると結構な腕前のハッカーであると噂されている。」

 

【キム・チョンア】
 「噂 ?」
 「真相はわからないの ?」

 

キム・ヨンギュン】
 「そうだ。」
 「ミヨンがそのターニャと中が良くなってくれれば、なにかしらの情報を引き出せる可能性が出てくる。」

 

【キム・チョンア】
 「なるほど、それで私達はミヨンを尾行しているってワケなのね ?」

 

キム・ヨンギュン】
 「そんなところだ。」

 

キム・ヨンギュン】
 「うまくいけば貴重な情報源とも成り得る。」
 「くれぐれも彼女に対する接し方には注意するんだ。」

 

【キム・チョンア】
 「わかりましたわ。」
 「貴官がおっしゃるのでしたら仰せのままに致しますわ。」

 

 

帯締学園の教官室に生徒会の役員やクラス委員、そしてその他多数が詰めかけていた

 

【サッチ】
 「おみくじやトミちゃんが何者かに追跡されているって ?」

 

【東郷】
 「ああ、そうらしい。」
 「そのまま学園にまで連れ帰るわけにもいかないので大阪へ出てからまくそうな。」

 

【サッチ】
 「相手は何者 ?」
 「画像も送られてきたんでしょ ?」

 

【東郷】
 「ああ、今、風紀員が日本の公安へ照会中だ。」

 

【サダッチ】
 「私達も大阪へ向かったほうがいいかしら ?」

 

【東郷】
 「やめておいたほうがいい。」

 

【サッチ】
 「どうして ?」

 

【東郷】
 「この前その大阪で、どこぞのエージェントを半殺しにして戦闘不能にしただろ。」

 

【サダッチ】
 「そんな事もあったかしら。」

 

【東郷】
 「やれやれ・・・」
 「あの後、日本の外務省が後始末にどれだけ苦労したことか。」
 「私の方にも学園長から報告求められるわで大変だったんだからな。」

 

【サダッチ】
 「あはははは・・・。」

 

【サッチ】
 「でも、その割には私達には何もお咎めはなかったわよね。」

 

【東郷】
 「責任を取るのが我々大人の役目だからな。」

 

【東郷】
 「だから、今回は頼むから大人しくしといてくれ。」

 

【サダッチ】
 「はい・・・申し訳有りません・・・。」


【アン】
  「そう言えば、最近シナからの留学生たち御一行の姿が見えませんね。」

 

【ナナ】
  「そうですね。」

 

【サダッチ】
 「なにやらいろいろと学園外へ出て調査しているようですよ。」

 

【東郷】
 「監視は ?」

 

【まっちゃん】
 「一応、識神の監視をつけてはいますが、校区外へ出られますと通信ネットワークの監視対象からは外れますから通信電文の盗聴が不可能となります。」

 

【東郷】
 「わかった。 監視は継続してくれ。」

 

【ナナ】
 「どちらへ ?」

 

【東郷】
 「大阪へ行ってくる。」

 

【サッチ】
 「トミちゃんたちを迎えに行くのですか ?」

 

【ナナ】【サダッチ】
 「それなら、私達もっ!!」

 

【東郷】
 「頼むから、大人しく留守番しててくれないか ?」

 

【サッチ】
 「しかし・・・。」

 

【東郷】
 「言っただろ。 責任を取るのが大人の仕事だって。」
 「ここは私を信用してくれないかな ?」

 

【ナナ】【サッチ】【サダッチ】
 「わ、分かりました。」

 

【ナナ】
 「しかし、絶対に無理しないでくださいっ!」

 

【東郷】

 「わかったよ。 約束しよう。」

 


同時刻、大阪都内の高層ビルの一室では密会が行われていた。
このビルはシナの企業が買収され、外部からの盗聴が不可能なように特殊な偽装が施されていた。

 

【チュン・レイ】
 「貴様か、例の宇宙人というのは。」

 

【リヒターナ】
 「あら、猿族の分際で口の利き方がなっていないようですわね。」

 

【チュン・レイ】
 「なんだとっ!」

 

【リヒターナ】
 「あら、反抗的ね。
  いいのかしら、貴女がたが設定したウィグル以外の地区にもオロチの餌場をこちらで好きに設定してもよいのよ。」

 

【チュン・レイ】
 「わ、我々を脅迫する気なのか ?」
 「我々のAMPを持ってすれば、あのトカゲなどすぐに一掃できるのだからなっ!!」

 

【リヒターナ】
 「めっそうもない。 ただ貴女たちは自分たちの立場をわきまえてくださればそれでいいのよ。」
 「それにね、あなた方のAMPとやらですが・・・アレ、日本のより役には立たないわよ。」

 

【チュン・レイ】
 「そんな事はないっ!!」
 「我々のAMPの技術は日本より遥かに技術が進んでいる!」

 

【リヒターナ】
 「じゃ、自信があるのでしたらウィグルで彼らと戦っても宜しくってよ ?」

 

【リン・リー】
 「まぁ、まて。」
 「我々は本国からの指令により貴官に接触している。」
 「要件を伺いたい。」

 

【リヒターナ】
 「貴女は自分の立場をよくご理解しているようですわね。」
 「話がしやすそうで助かりますわ。」
 「まずは、こちらの星系に派遣されてくる日本軍を指揮する東郷についての情報よ。」

 

【リン・リー】
 「これがその情報だ」

 

【リヒターナ】
 「この内容について貴女は ?」

 

【リン・リー】
 「私は見ていない。」
 「そもそも宇宙艦隊は私の専門外でよくわからない。」
 「しかし重力ドライブの技術供与についていつくらいの時期になるかを知りたがっている。」

 

【リヒターナ】
 「そ。」
 「わかったわ。」
 「でも、その重力ドライブについては残念ながら私も専門外なのでよくわからないわ。」

 

【リヒターナ】
 「話は以上かしら ?」
 「私は寮に戻りたいので、これで失礼してよろしいかしら ?」

 

【リン・リー】
 「・・・わかった今日はこれくらいでいいでしょう。」

 

【リヒターナ】
 「じゃ、失礼するわね。」
 「ごくろうさま。」

 

リヒターナが部屋を出ていくなり

【チュン・レイ】
 「やはり見かけは我々人間とまったく変わらないではないか。」
 「ふん、どうせヤツの正体は日本人なんだろう。」
 「アイツ、絶対にぶっ殺す。」

 

その言葉はエレベーターに乗ろうとするリヒターナにはしっかりと聞こえていた。

【リヒターナ】
 クスっ♪
 「おばかな子。」

 

 


帯締学園地下諜報室

【風紀員B】
 「どうした ?」

 

【風紀員A】
 「いえ、これを見てください。」

 

【風紀員長】
 「どうかしたのか ?」

 

【風紀員A】
 「識神がジャミングされています。」

 

【風紀員長】
 「どれ ?」

 「ん ? 音声はどうした ?」

 

【風紀員A】
 「感ありません。」
 「周囲の自然雑音には反応していますが、本人たちの音声が聞き取れません。」

 

【風紀員A】
 「それに。」

 

【風紀員長】
 「まだあるのか ?」

 

【風紀員A】
 「ココです。」
 「イスが一人分空いてます。」

 

【風紀員長】
 「そのようだな。」

 

【風紀員A】
 「しかし、変です。」
 「よくみてください。」

 

【風紀員A】
 「イスの下に何者かの影が写っています。」

 

【風紀員B】
 「光学迷彩 ?」

 

【風紀員A】
 「わかりません。」
 「だとしても、地球上で着装型の光学迷彩服を開発した国はまだないハズです。」

 

【風紀員長】
 「教官には ?」

 

【風紀員A】
 「まだ報告していません。」

 

【風紀員長】
 「分かった、ちょうど東郷教官に報告するお話もありますから、この件についても話しておきます。 引き続き監視をお願いするわ。」

 

【風紀員A】
 「了解しました。」

 

 

さらに同じ時刻では学園長もお客様へ応対をしていた。

 

【学園長】
 「我が学院から供出可能な訓練生のリストがこちらです。」

 

【ニーナ】
 「志願者が多いのね・・・」
 「ありがとう。」
 「たすかりますわ。」

 

【ネーナ】
 「どうされました ?」
 「浮かない顔されて。」

 

【学園長】
 「それはそうでしょう。」
 「帰還見込みの薄いミッションに参加させるのですよ。」
 「死んでこいと言ってるのと同じですから。」

 

【ニーナ】
 「ご心情をお察し致します。」
 「だからこそ、こうやって私自ら地球へ降りてきた訳なのです。」

 

【ニーナ】
 「今回、東郷さまを招聘したのも私です。」
 「彼なら如何なる困難なミッションでも必ず成功させると信じていますわ。」

 

【ネーナ】
 「しかし姉さまの東郷さまに対する信頼はどこからくるのですか ?」
 「そもそも東郷さまは姉さまのせいで死にかけたのですからね。」
 「人使いが荒いにも程と言うものがありますわ。」

 

【ニーナ】
 「その件については、ホント私も猛省しておりますわ。」
 「しかし、それはそれ、これはこれ。」

 

【ネーナ】
 「はぁ・・・。」
 「ま、ともかく、そちらの対抗戦とやらが終わる時期には艦隊の出撃命令が出ると思いますので、ミッション参加者については今のうちに存分に学園生活を満喫するといいわ。」

 

【学園長】
  「わざわざご足労いただいて申し訳ございませんでした。」

 

【ニーナ】
 「いえ、貴女の元気そうなお顔をみれてよかったわ。」
 「ありがとう。」

 

【学園長】
 「もうお戻りで ?」

 

【ニーナ】
 「ええ、今から寮に戻ります。」

 

【学園長】
 「東郷に会わなくても ?」

 

【ニーナ】
 「どうせ寮で会いますし」

 

【学園長】
 「そうですか・・・。」

 


その東郷は学園の玄関で風紀員長に呼び止められていた。

 

【風紀員長】
 「・・・と言うことのようです。」

 

【東郷】
 「短時間でよく調べ上げたな。」
 「ありがとう。 感謝するよ。」

 

【風紀員長】
 「いえ。」

 

【風紀員長】
 「それより、どちらへ ?」

 

【東郷】
 「ちょっと大阪まで。」
 「トミちゃんたちを迎えに行ってくる。」

 

【風紀員長】
 「あの・・・失礼ですが、私の話を聞いてました ?」

 

【東郷】
 「聞いてたよ。」

 

【風紀員長】
 「なぜっ!?」
 「危険ですっ!!」
 「せめて私達風紀員も動向させてください。」

 

【東郷】
 「いや、だから君たちがついて来ると大事になるでしょ。」
 「ここは大人しくしててくれ。」
 「留学生の監視を続けてくれると助かるよ。」

 

【風紀員長】
 「わ、分かりました。」
 「しかし、絶対に無理しないでくださいっ!」

 

【東郷】
 「わかった、約束するよ。」

 

その傍らをニーナたちが軽く会釈しながら通り過ぎていった。

 

 

数日前にシナ併合下の台湾省の港から、複数の潜水艦が出港した事を日本海軍の潜水艦がキャッチしていたが南シナ海へ南下したところを見届けて追跡をやめ補給のために日本に帰投した。

そのシナの潜水艦は遠回りに迂回して警戒の緩い北太平洋から現れて、東海沖へ静かに接近していた。
日本の鉄壁の対潜水艦網が突破された最初にして最後の瞬間だった。

 

 

 

 

 

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